Programs

Double Shadows/
二重の影 2:映画と生の交差する場所

YIDFF 2015で好評を博した企画の第2弾。
本特集では、映画史あるいは映画そのものを直接的に主題とするだけでなく、複数のイメージが重なり合い、響き合うことにより、映し出された被写体が輝きを放つ作品を上映する。
映画と人生とが交差する地点に形を成す二重の影によって、多様かつ多彩な生の営みを浮かび上がらせる。

富士山への道すがら、わたしが見たものは・・・・On My Way to Fujiyama, I Saw . . . .

監督:ジョナス・メカス

アメリカ/1996/ダイアローグなし/16mm/25分
No dialogue

YIDFF2019上映

メカスの難民日記I Had Nowhere to Go

監督:ダグラス・ゴードン

ドイツ/2016/英語/デジタル/100分

English dialogues

YIDFF2019上映作品

ジョナス・メカス(1922-2019)の見た日本。そして、難民、亡命者としての生活。故郷を追われ、根無し草として生きたメカスの人生の記憶が鮮烈なイメージと音によって構築される。

  • 12月12日()13:10〜
    アテネ・フランセ文化センター

パウロ・ブランコに会いたいTwo, Three Times Branco: A Legend's Producer

監督:ボリス・ニコ

フランス、ポルトガル/2018/フランス語、ポルトガル語、英語/デジタル/110分

with English subtitles

YIDFF2019上映作品

1980年代から90年代にかけて、経済的な成功と破綻を繰り返しながら数多くの傑作を製作したパウロ・ブランコ。「伝説のプロデューサー」を監督は訪ねるが……。

  • 12月01日(火)16:30〜
    アテネ・フランセ文化センター
  • 12月09日(水)19:00〜
    アテネ・フランセ文化センター

声なき炎Mute Fire

監督:フェデリコ・アテオルトゥア・アルテアガ

コロンビア/2019/スペイン語/デジタル/85分

with English subtitles

YIDFF2019上映作品

母親が話すことを突然やめたのは何故なのか。彼女の残したホーム・ビデオを手掛かりに、政治的権力と結びついてきたコロンビア映画史が再考され、圧殺された声が顕在化する。

  • 12月01日(火)19:00〜
    アテネ・フランセ文化センター
  • 12月09日(水)17:00〜
    アテネ・フランセ文化センター

ある夏の記録Chronicle of a Summer

監督:エドガール・モラン、ジャン・ルーシュ

フランス/1961/フランス語/Blu-ray/86分/協力:アンスティチュ・フランセ日本

with English subtitles

YIDFF2019上映作品

パリ、1960年夏。街へ出たカメラは、あなたは幸せですか?」という問いを投げかけていく。被写体となった人々が集められ議論を交わすことで、虚実の境界が浮かび上がる。

  • 12月02日(水)14:30〜
    アテネ・フランセ文化センター
  • 12月08日(火)16:30〜
    アテネ・フランセ文化センター

ある夏のリメイクRemake of a Summer

監督:マガリ・ブラガール、セヴリーヌ・アンジョルラス

フランス/2016/フランス語/デジタル/96分

with English subtitles

YIDFF2019上映作品

オリジナルから50年の月日を経て、二人の若い女性監督が、同じ質問を投げかける。フランス社会は変容したのか?現代において、シネマ・ヴェリテの手法は有効なのか?

  • 12月02日(水)16:30〜
    アテネ・フランセ文化センター

チャック・ノリス vs 共産主義Chuck Norris vs Communism

監督:イリンカ・カルガレアヌ

イギリス、ルーマニア、ドイツ/2015/ルーマニア語/デジタル/81分

with English subtitles

YIDFF2019上映作品

冷戦期、チャウシェスク独裁政権下のルーマニア。検閲や監視により自由を奪われた人々の希望は、地下流通するVHSテープであり、チャック・ノリスであり、ロッキーだった!

  • 12月02日(水)19:00〜
    アテネ・フランセ文化センター
  • 12月08日(火)14:30〜
    アテネ・フランセ文化センター