配給作品 distribution
呉乙峰(ウー・イフォン)監督作品
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生命(いのち)—希望の贈り物 英題:Gift of Life
原題:生命台湾/2003年/北京語・台湾語/カラー/DVCAM/132分
山形国際ドキュメンタリー映画祭2003優秀賞受賞
2003年10月山形国際ドキュメンタリー映画祭インテーナショナル・コンペティションで上映。2005年2月ポレポレ東中野にて公開
1999年9月21日台湾大震災の直後、カメラを携え呉監督が率いる映像制作集団「全景」のメンバーは被災地に急いだ。呉監督は震源地に近く、もっとも甚大な被害を受けたとされる九份二山で今回登場する7人4組の被災者家族に会い、ひたすら彼らのそばで力になるよう寄り添った。テレビ局などの報道関係者が次第に引き揚げていくなか、全景のメンバーは現地に残り共に生活を続け、悲しみを目の当たりにした。彼らが自然に話してくれることを待ち、心の動きをつぶさに見つめていく。
呉乙峰 ウー・イフォン
1960年、台湾、宜蘭県生まれ。1988年にインディペンデントのドキュメンタリー制作集団「全景映像工作室」を仲間と共に設立。台湾の民主化の波にもまれながら、台湾ドキュメンタリー史を築く重要な役割を担っていく。TVドキュメンタリー・シリーズ「人間灯火」(1990)放映後、台湾各地でワークショップを行い、呉乙峰自身の作品として、『月の子供たち』(1990)、『陳才根と隣人たち』(1997)等を発表、「全景」解散後も大学で教鞭をとりながら、作品を作り続けている。