プログラム
アラブをみる
YIDFF2013で好評を博した特集“それぞれの「アラブの春」”に続き、激動するアラブ世界に暮らす人々や、映画作家が何をまなざしているのかを映画の中に問う。
子のない母
Um Ghayeb: Mother of the Unborn
with English subtitles
監督:ナディーン・サリーブ
エジプト、アラブ首長国連邦/2014/アラビア語/Blu-ray/84分
エジプト南部の墓守が集う村で不妊治療を続けるハナン。ジェンダー的視点のみならず大地に根ざして生きることの意味を見るものに問いかける。
- 09月17日(土)19:00〜 監督トーク
- 09月30日(金)17:30〜
レバノン1949
Lebanon 1949
監督:
メキシコ/1949/サイレント(音声原版欠落)/DVD(原版:16mm)/48分
20世紀初頭にレバノンの山村からメキシコに移住した家族が1949年に帰郷した際に16mmフィルムで撮影したホームムービー。調査研究が進み明らかになるレバノンの姿。(提供:アーイダ・フーリー)
- 09月22日(木・祝)15:30〜 講談付き上映(講談:宝井琴柑)
アスマハーンの耐えられない存在感
The Umbearable Presence of Asmahan
with English subtitles
監督:アッザ・エル=ハサン
オーストラリア、カタール/2014/アラビア語、英語、ドイツ語/Blu-ray/71分
1940年代エジプトで一世を風靡したアラブの歌姫アスマハーン。その足跡を辿りアラブ世界の西洋に対する眼差しを改めて問う。
- 09月27日(火)19:00〜
- 09月30日(金)13:00〜
シリアの窓から
From My Syrian Room
with English subtitles
監督:ハーゼム・アル=ハムウィ
フランス、ドイツ、シリア、カタール/2014/アラビア語/Blu-ray/70分
政権の意向に反し失職した父を持つ監督が、絵を描くことで抑圧的環境を乗り越えた幼少期を振り返りつつ、強権支配の下で息を潜めて生きる人々の声を拾う。
- 09月28日(水)19:00〜
- 10月04日(火)14:15〜
離散の旅
Trip Along Exodus
with English subtitles
監督:ヒンド・シューファーニ
パレスティナ、シリア、レバノン、アメリカ/2015/アラビア語/Blu-ray/120分
1970年代にPLOの指導者でありながらアラファト批判の急先鋒として政治の表舞台から姿を消したエリヤース・シューファーニ。娘が描く父の軌跡とパレスティナの苦難の歴史。
- 09月30日(金)15:00〜
- 10月04日(火)16:30〜
城壁と人々
Walls and People
with English subtitles
監督:ダリーラ・エッナーデル
フランス、アルジェリア、モロッコ/2014/アラビア語/Blu-ray/83分
モロッコ・カサブランカのメディナ(旧市街)に暮らす人々の日常。複雑に入り組んだ路地から聞こえるポリフォニーが豊かな物語を編み上げる。
- 10月01日(土)10:30〜
- 10月07日(金)14:30〜
気乗りのしない革命家
The Reluctant Revolutionary
with English subtitles
監督:ショーン・マカリスター
イギリス/2012/英語、アラビア語/カラー/Blu-ray/70分
「アラブの春」の混乱にあるイエメンで、反政府デモによりビジネスに打撃を受けたカイス。彼は、当初デモに懐疑的だったが、徐々に態度が変化していく。
- 10月07日(金)16:30〜 監督トーク