旅先から手紙を書く水夫と帰郷を促す「彼女」の往復書簡。ある村の民話、大都市の喧噪、夢見心地の現実がシンガポールとバルカン半島の波間をたゆた …続きを読む

　コペンハーゲンから送る、愛する者たちと過ごした時間を綴るラブレター。 …続きを読む

　多摩川の河口で、モーターボートの修理をしながら船で暮す男。犬を傍らに、時折カメラに向かって話しかける。いつしかカメラは彼の「物語」を紡ぎ始 …続きを読む

　一緒に暮らす母と祖母に反発しながらも、対話を試みる監督。男探しか、真実の愛探しか、23歳の監督が失恋をバネに、身体を使って思い切りシャウト …続きを読む

　マレーシアで政治に翻弄され、衰退の一途を辿る影絵のワヤン・クリ。政治と芸術の狭間で、生活苦にあえぎながらも細々と続ける影絵師達をみつめる。 …続きを読む

　バンコクで起きた暴動の犠牲者となった息子。その喪失と悲しみを語る母。 …続きを読む

　2002年バリ島爆弾テロ事件を取材した記者は実行犯の一人と同じイスラム教の学校に通っていた。被害者と加害者の家族、獄中の実行犯の言葉とが行 …続きを読む

　近代イランの服飾のポリティクス、イランの男女の表象を考察するシネマ・エッセイ。 …続きを読む

ローマ＝ジュネーヴ、ガザ＝エルサレム。音とテキストがパレスティナの寓話へ繋がる。 …続きを読む

　大都市デリーの路上で交錯する、男たちの視線にさらされる女性運転手の日常をスケッチする。この町に住まう女性の体験を映像で見せるセンスが光る。 …続きを読む

中国・甘粛省の森が消え行く山村を淡々と映すカメラ。村人の生命力が滲み出る。 …続きを読む

　旧日本軍に「慰安婦」にされた女達、韓国駐留米兵のセックスワーカー、朝鮮戦争以降、欧米に養子に出された子ども達。その生の点と点を結ぶ、声と歴 …続きを読む

　イランの遊牧民ガシュガイ族の伝統音楽を引き継ぐ若きミュージシャンのアミン。消え行く文化を目の当たりにしながら、音楽への想いを響かせ、演奏す …続きを読む

　ソウル市、龍山地区再開発による強制立ち退きの最中、警察との衝突で起きた火事で5人が死亡。多くの死によって築きあげられた民主主義の系譜をひも …続きを読む

四川大地震当時の映像や声、重機、写真の断片をコラージュした記憶の断片。 …続きを読む

YIDFF2011小川紳介賞『雨果の休暇』監督の前作。息子、雨果がいない悲しみを酒で紛らわす母親とその弟、彼らを見守る個性豊かな登場人物が織 …続きを読む

　マレーシア独立運動、その後の革命運動に身を捧げた元闘士の人々。訓練生活の映像、侵略の歴史の舞台を引用し、赤道下の華人アイデンティティを探る …続きを読む