10.13(祝)
15:00
海の生物を扱った作品を中心に、真摯な探究心とユーモアに満ちた映画を次々と発表したフランスのジャン・パンルヴェ(1902〜1989)。オスが卵を養育する風変わりな魚の生態に迫る『タツノオトシゴ』はパンルヴェ映画のシンボル。また『ウニ』の棘の拡大撮影や抽象映画『液晶』では科学とアヴァンギャルドの融合も試みられた。
10.13(月・祝) 15:00 アテネ・フランセ文化センター
17:00
戦前にドイツ・ウーファ社が製作し、シャープな作風で世界を驚かせた先駆的な学術記録映画"クルトゥーアフィルム"。微速度撮影で植物の細かな動きを捉えた『緑の放浪者』や細胞分裂を顕微鏡撮影でフィルムに収めた『生命の神秘』など、ウーファの科学映画は独自の撮影術を発展させることで一種の様式美に到達した。
10.13(月・祝) 17:00 アテネ・フランセ文化センター
18:50
山形映画祭で好評を博した4作品を厳選。科学映画自体をテーマとした画期的な『サイエンス・グラフィティ』に始まり、次の羽田澄子監督作品『もんしろちょう』はカラフルな実験がグラフィカルにも楽しい。1万個以上の昆虫の卵がいくつ成虫になるかを追跡した『自然界のつりあい』は食物連鎖のメカニズムをロジカルに示した秀作。
10.13(月・祝) 18:50 アテネ・フランセ文化センター