台湾に住む監督の娘エロディにとって、フランスにいる父親はネット越しにいるヴァーチャルな「パパ」。国境のない小さな画面の世界で築こうとするふたりの関係を監督は母として作家として撮っていく。監督の師である故ロバート・クレイマーにあてた手紙を織り込み、距離、アイデンティティ、国籍を越えて漂う家族が描かれる。
9.20(土) 18:50 ポレポレ東中野
9.24(水) 16:30 ポレポレ東中野
9.26(金) 16:10 ポレポレ東中野
台湾に住む監督の娘エロディにとって、フランスにいる父親はネット越しにいるヴァーチャルな「パパ」。国境のない小さな画面の世界で築こうとするふたりの関係を監督は母として作家として撮っていく。監督の師である故ロバート・クレイマーにあてた手紙を織り込み、距離、アイデンティティ、国籍を越えて漂う家族が描かれる。
9.20(土) 18:50 ポレポレ東中野
9.24(水) 16:30 ポレポレ東中野
9.26(金) 16:10 ポレポレ東中野
かけがえのなく愛しい人である養母を撮った『かたつもり』の後、劇映画で国際的な名声を得ていく監督河瀬直美。12年経って再び老いていく養母を、自ら生命を誕生させる瞬間と併せて撮る。『垂乳女』の裸体への眼差しと養母に対して声を荒げる監督のいらだちに感じる時の経過......痛切に響く感情をどう表わせばいいのか。
■河瀬直美 監督インタビュー
9.26(金) 14:10 ポレポレ東中野
10.4(土) 13:50 アテネ・フランセ文化センター
15年ぶりに顔を合わせた監督と祖母。天真爛漫なひとり暮らしの老女に惹かれてたびたび訪れるようになる監督は、居場所を求め転職や引越を繰り返している。死へのいらだちやおびえ、写真に語りかけ食事を用意する老女に手を焼きながらも、次第に交流を深めるふたり。老いや将来への不安が絡み合い、奇妙な関係が紡がれていく。
■ライアン・フェルドマン 監督インタビュー
9.26(金) 18:50 ポレポレ東中野
10.1(水) 12:45 ポレポレ東中野
10.16(木) 14:40 アテネ・フランセ文化センター
2001年9月21日の台湾大地震のその後の人々の思いを、監督自身の友人への手紙を軸に綴っていく。日本に働きに行っている間にふたりの子どもを失った夫婦、両親を失った姉妹、7人の家族を失った1人の女性。それぞれが喪失感を抱えながらも、今はいない家族に手紙を書き、生きることへの希望が生まれてくる......。
■『生命(いのち)--希望の贈り物』公式HP
9.28(日) 11:00 ポレポレ東中野
アメリカのモニュメント・ヴァレーから始まり、幻のムー大陸へと、世界と宇宙を駆け巡る監督の傍らにはいつも息子たちの姿が。激動の歴史に併走して成長する3人の息子たちを10年以上撮り続け増殖する「終わりのない映画」。今やフィリピンの歴史と文化を作るのは息子たちだ。
10.6(月) 15:30 アテネ・フランセ文化センター
『ヴァンダの部屋』のスラム街は取り壊されて、ヴァンダは新しい集合住宅に移り住んで夫と子どもと暮す。妻に去られた後、まだ残るスラム街と新築住宅を行き来し"子どもたち"を訪ねる初老の男ヴェントゥーラ。過去と現在を縦横無尽に交錯させながら、彷徨える魂を描き出す。ヴェントゥーラが繰り返し口ずさむ手紙が感動を呼ぶ。
■『コロッサル・ユース』公式HP
10.17(金) 12:30 アテネ・フランセ文化センター