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2006年10月17日

10月7日 松川八洲雄監督、佐藤真監督に来場していただきました!

日本のドキュメンタリー作家シリーズの最終日は黒木和雄監督の傑作PR映画上映に引き続き、息をのむほどの美しい映像につづられた松川監督の最新作で、遺作となった『熊野古道』と、70年代の「たまごの会」の活動をユーモラスかつエネルギッシュに描いた『不安な質問』が上映されました。

上映後には松川八洲雄監督にも舞台にあがっていただき、ご挨拶していただきました。
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まつかわゆまさんと松川八洲雄監督

松川監督あてに会場へ花束が贈られてきました。
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その後、松川監督と長年チームを組んできたスタッフの方々による観客との質疑応答が行われました。
「たまごの会」の方も来場していただきました!
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会場に駆けつけてくれた、柳田義和さん(『不安な質問』撮影助手)、弦巻裕さん(『不安な質問』『熊野古道』録音)、八幡洋一さん(『熊野古道』撮影)の熱心な受け応えにより、質疑応答は盛り上がりました。上映直前まで協力していただいた日向寺太郎さん、みなさん、ありがとうございました!

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日本のドキュメンタリー作家シリーズのトリを飾ってくれた、佐藤真監督。

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『エドワード・サイード OUT OF PLACE』の作られるきっかけや作品について、撮影の現場の状況、裏話(スタッフと現地の人とのチェス交流)、海外の映画祭から招待されることの多い佐藤監督が直前に行ってきたタイでの刺激的なワークショップの話などをしていただきました。満員の客席からは質問も絶えず、時間切れになってしまいました。

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エドワード・サイード OUT OF PLACE サイト

7日間で日本ドキュメンタリー史を駆け抜けたこの企画はこれで、終了。
熱心に毎日通ってくださった方々など来場者のみなさん、どうもありがとうございました!

2006年10月13日

10月6日 鈴木志郎康監督に来場していただきました

『草の影を刈る』鈴木志郎康監督

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日本の個人映画の草分けとして現在も作品を発表し続ける鈴木志郎康監督の約30年前の作品『草の影を刈る』を上映しました。NHKでカメラマンとして働くかたわら制作していたこと(そして映画の最後に辞めたというタイトルが入る)、当時は個人映画、日記をつけるように映画を撮るということが考えられていなかった時代、徹底して個人的であるということでアンチ・マスコミを意図したことや視点、ライブでつけたナレーションのことについて話がありました。
リンク
台風による大雨にもかかわらず監督や来てくださった観客のみなさん、どうもありがとうございました。

10月5日 呉徳洙監督・土屋豊監督 に来場していただきました

『戦後在日50年史 在日』呉徳洙(オ・ドクス)監督
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戦後の在日の歴史をまとめた集大成『在日』の完成に至るまで、いちから勉強しなおしたというという呉徳洙監督。金正日と韓流に挟撃されているという在日のいまについてなど、熱のこもったトークになりました。監督は現在現在は『在日百年・百人インタビュー』と『百年の旅人たち(仮題)』を準備中です。


『新しい神様』土屋豊監督
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すでに100回以上の上映を経ている『新しい神様』について、連日トークショーをしていた上映時のことや海外での反応について、観客からの質問に対して右傾化するいまの日本社会と登場人物である民族派パンクバンド「維新赤誠塾」のふたりとの比較などを語っていただきました。土屋監督の最新作は足立正生監督の『幽閉者(テロリスト)』のメイキングである『幽閉者たち』。公開が決まるのが楽しみです。
『新しい神様』サイト
ビデオアクト

10月4日 羽田澄子監督・大木裕之監督のトークがありました

『早池峰の賦』の羽田澄子監督
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羽田澄子監督は現在最新作の『終わりよければすべてよし』の編集中に抜け出してきていただきました。ご自身も久しぶりに見たという『早池峰の賦』ができるまで、岩波映画製作所所属中に行った自主映画制作活動や、肖像画という手法をドキュメンタリーに導入したことについて、助監督として羽仁進監督と作り上げ、当時のPR映画界に一石を投じた『教室の子供たち』のことなどをお話していただきました。
『終わりよければすべてよし』は今年の東京国際映画祭で上映されるとのことです。
自由工房リンク


『g8-2』『g8-23』大木裕之監督
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当日朝まで編集を続けてまさにできたばかりの最新作を披露してくれた大木裕之監督のトークでは、大木監督の『あなたがすきです、だいすきです』などのプロデュースをてがけた鈴木章浩さんに司会を務めていただきました。『g8』シリーズについて、work in progressというスタイルで作品を発表し続けること、「クィアー・アクション」というテーマについて話していただきました。現在も新作制作中でまた近くネパールにいかれるとのことです。

10月3日 原一男監督・森達也監督が来場されました

日本ドキュメンタリー作家シリーズ3日目は『三里塚・辺田部落』に続き、『全身小説家』、『もう一つの教育』『1999年のよだかの星』が上映され、原一男監督と森達也監督に上映後トークをしていただき、その後の観客から手が多く挙り、盛り上がった質疑応答となりました。

『全身小説家』の原一男監督
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(この日は写真撮影に失敗してしまいました。これは、Documentary Boxインタビュー収録時1993年当時の写真です)

この日は教授として教鞭をとられている大阪芸術大学から原一男監督にかけつけていただきました。1994年にできあがった『全身小説家』、その前の作品『ゆきゆきて、神軍』や最新作で初の劇映画作品の『またの日の知華』の製作時のエピソードやトラブルなど製作秘話まで語っていただきました。
疾走プロダクション


『1999年のよだかの星』の森達也監督
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是枝裕和監督はお仕事の都合がつかず、残念ながら参加いただけませんでしたが、現在、多くの連載を持ち、現在小説に取り組んでいらっしゃる森達也監督に来ていただきました。
森達也公式ウェブサイト

2006年10月10日

『医学としての水俣病』豪華ゲスト・トーク!

10月2日、『医学としての水俣病』が第一部、第二部、第三部と通しで上映されました。水俣シリーズの中でも上映の機会が意外と少ないこの作品。この貴重なチャンスを逃すまいと、お客様が集まりました。
第一部終了後に土本典昭監督のお話をお聞きしました。写真は奥様の土本基子さんと。
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第三部終了後は撮影の大津幸四郎さんがトークにいらしてくださいました。

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大津さんは現在、舞踏家の大野一雄さんを撮った初監督作品を準備中とのことです。来年の3月にポレポレ東中野で公開されるとのことでした。

2006年09月26日

9月5日(火) ドミニック・オーヴレイ監督 質疑応答

2005年に審査員として山形映画祭に参加していただいたドミニック・オーヴレイ(Dominique Auvray)さんが京都での次作のリサーチのため日本に滞在されていました。フランス帰国前に東京の映画美学校でマスコミ試写に参加していただき、初監督作品である『マルグリット・デュラス、あるがままの彼女』について、2005年の山形映画祭について、そして次なる展望について語っていただきました。
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★『マルグリット・デュラス、あるがままの彼女』の上映はアテネ・フランセ文化センターで10月14日(土)14:30からございます。1回のみの上映となるのでお見逃しなく!

『マルグリット・デュラス、あるがままの彼女』の作品紹介リンク

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2006年09月25日

9月24日(日)直井里予監督 質疑応答

タイより一時帰国されていた直井里予監督に来館してもらい、監督第1作目となる『昨日 今日 そして明日へ…』が生まれる瞬間から現在の製作活動までをお話ししていただきました。会場のポレポレ東中野にも、タイのおだやかな空気が訪れたような和やかな雰囲気の質疑応答となりました。来場していただいたみなさんありがとうございます!
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★『昨日 今日 そして明日へ…』の最終上映はポレポレ東中野にて9月26日(火)の12:30からです。
『昨日 今日 そして明日へ…』作品紹介リンク

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2006年09月24日

9月18日(月)李家驊監督 質疑応答

台湾より駆けつけて上映に参加してくれた『25歳、小学二年生』の李家驊監督の質疑応答の様子をお伝えします。

『25歳、小学二年生』の最後の上映はポレポレ東中野にて9月28日(木)の12:30からあります。
みなさんお見逃しなく!!
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at ポレポレ東中野

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2006年08月24日

『天下第一の家』呉乙峰監督 質疑応答

山形映画祭2005レポート
『天下第一の家』
呉乙峰(ウー・イフォン)監督 質疑応答

DDSでは『天下第一の家』をポレポレ東中野にて9月22日(金)17:40より上映いたします。
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『天下第一の家』
英題:The House Masters 原題:天下第一家
台湾/2004/北京語、台湾語/カラー/ビデオ/89分

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『部落の声』李中旺監督 質疑応答

山形映画祭2005レポート
『部落の声』
李中旺(リー・チョンワン)監督質疑応答
※DDSでの『部落の声』の上映はポレポレ東中野にて9月26日(火)14:25から上映いたします。
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『部落の声』
英題:Radio Mihu  原題:部落之音
台湾/2004/北京語、タイヤル語/カラー/ビデオ/136分

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『梅の実の味わい』郭笑芸監督 質疑応答

山形映画祭2005レポート
『梅の実の味わい』
郭笑芸(グオー・シャオウィン)監督質疑応答
※DDSでの『梅の実の味わい』の上映は9月24日(日)18:45からございます。
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英題:A Taste of Plum 原題:梅子的滋味
台湾/2004/北京語、台湾語、客家語/カラー/ビデオ/142分

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『三叉坑』陳亮丰監督 質疑応答

山形映画祭2005レポート
『三叉坑』
陳亮丰(チェン・リャンフォン)監督 質疑応答
※DDSでの『三叉坑』の上映は9月26日(火)19:00からございます。
上映後には全景との交流深く、2005年の山形映画祭でこのシリーズ上映のコーディネーターを務めていただいた吉井孝史さんを迎えトークを行う予定です。こちらも貴重な機会ですので、ぜひ聞きにいらしてください。

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英題:Three Fork Village 原題:三叉坑
台湾/2005/北京語、タイヤル語/カラー/ビデオ/144分

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全景 全員集合!

山形映画祭2005レポート
全景 全員集合!

2005年の山形映画祭『部落の声』上映後に全景メンバー全員が集合し、メンバー紹介後、蔡静如(ツァイ・ジンルー)さんより、スライド・ショーを交えた「大歩向前走(前を向いて大きく歩こう)」シリーズについてのレクチャーがありました。
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2006年08月14日

『水没の前に』共同監督・鄢雨(イェン・ユィ)質疑応答記録

PICT1964.JPG7月7日、東京大学東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ(EALAI)の講義で北京より来日した鄢雨(イェン・ユィ)監督のマスコミ試写での質疑応答の様子です。飛行機の到着が少し遅れて、ぎりぎり駆けつけての質疑応答にもかかわらず、山形と変わらずエネルギッシュに話す姿は健在でした。

司会:藤岡朝子 通訳:樋口裕子

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主催◎シネマトリックス
共催◎山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会、アテネ・フランセ文化センター、映画美学校、ポレポレ東中野
協力◎東京国立近代美術館フィルムセンター、大阪府立女性総合センター(ドーンセンター)、東北芸術工科大学東北文化研究センター

フィルム提供:
アテネ・フランセ文化センター、アリイケシンジゲート+大きい木、岩波映像、映画「戦後在日五○年史」製作委員会、川口肇、共同映画社、シグロ、疾走プロダクション、自由工房、白石洋子、鈴木志郎康、瀬戸口未来、高嶺剛、W-TV OFFICE、陳凱欣、朝鮮総聯映画製作所、全州国際映画祭、テレビマンユニオン、直井里予、日本映画新社、朴壽南、ビデオアートセンター東京、プラネット映画資料図書館、北星、松川八洲雄、松本俊夫、もう一度福祉を考え直す会・磯田充子、ヤェール・パリッシュ、山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー