他メディアと混合しながら、特に映像という側面から社会を表現する芸術として、現代美術の一分野を確立しているビデオアート。VCTは、2001年よりビデオアートとその他の時間芸術のためのセンターとして設立され、独自の国際的なネットワークを形成しながら活動している。VCTセレクション作品とヤマガタ関連ビデオアート作品を迎え、ビデオアートとドキュメンタリーの志向と手法の可能性を探る。
ビデオアートセンター東京(VCT) »
謝罪
APOLOGY
日本、シンガポール/2005/日本語、英語/カラー/ビデオ/6分
Dir. 陳凱欣(タン・カイシン)
虚構の砦
Fort of the Fabrications
2004/日本語、英語、他/カラー/ビデオ/32分
Dir. 瀧健太郎
瀧健太郎監督公式サイト »
Worldly Desires
韓国/2005/タイ語/カラー/ビデオ/42分
Dir. アピチャッポン・ウィーラセタクン
Worldly Desires 公式サイト »
ビデオ映像が持つ意味と記号の差異から、虚構性を捉えることを大胆に試みる2作品。日本政府の戦争責任に対する公式謝罪の言葉を集めた『謝罪』と都市・生活空間そのものがビデオ・メディア化しているとも言える状況を読み解く『虚構の砦』。『Worldly Desires』は、タイのジャングルを舞台にした劇中劇。慣習に対するある種の実験と撮影の思い出。

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10.13(金)16:50+トーク(瀧健太郎) @アテネフランセ文化センター
カンパラでの初期症状
Early Symptoms in Kampala
ウガンダ/2005/英語/カラー、モノクロ/ビデオ/7分
Dir. ジェフ・ウォーカー
Foolosophy
日本/2006/日本語/カラー/ビデオ/10分
Dir. 印牧和美
1942年2月15日と1945年8月15日のあいだ
INTERPRETING/IMAGINING 15 FEBRUARY 1942 - 15 AUGUST 1945
日本、シンガポール/2005/日本語、英語/カラー/ビデオ/20分
Dir. 陳凱欣(タン・カイシン)
これが民主主義の姿だ!
This is what democracy looks like!
オーストリア/2002/ドイツ語/カラー/ビデオ/38分
Dir. オリバー・レスラー
「これが民主主義の姿だ!」公式サイト »
VCTの定期ショーイングで、昨年紹介されたウガンダのジェフ・ウォーカーが描く地元カンパラでの知のありかたを探る『カンパラでの初期症状』、VCT創設メンバーでもある印牧和美の新作と、2002年、右翼化した当時のオーストリア政府とG7首脳会議時に投入された特殊警察と大衆の衝突を描く『This…』のVTCセレクションに加え、8月15日の靖国神社と遊就館、8月6日の広島平和記念式典から始まり被害者と加害者を探る『1942年…』。

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10.13(金)19:00+トーク(印牧和美)@アテネフランセ文化センター

主催◎シネマトリックス
共催◎山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会、アテネ・フランセ文化センター、映画美学校、ポレポレ東中野
協力◎東京国立近代美術館フィルムセンター、大阪府立女性総合センター(ドーンセンター)、東北芸術工科大学東北文化研究センター

フィルム提供:
アテネ・フランセ文化センター、アリイケシンジゲート+大きい木、岩波映像、映画「戦後在日五○年史」製作委員会、川口肇、共同映画社、シグロ、疾走プロダクション、自由工房、白石洋子、鈴木志郎康、瀬戸口未来、高嶺剛、W-TV OFFICE、陳凱欣、朝鮮総聯映画製作所、全州国際映画祭、テレビマンユニオン、直井里予、日本映画新社、朴壽南、ビデオアートセンター東京、プラネット映画資料図書館、北星、松川八洲雄、松本俊夫、もう一度福祉を考え直す会・磯田充子、ヤェール・パリッシュ、山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー