日本のドキュメンタリー作家シリーズの最終日は黒木和雄監督の傑作PR映画上映に引き続き、息をのむほどの美しい映像につづられた松川監督の最新作で、遺作となった『熊野古道』と、70年代の「たまごの会」の活動をユーモラスかつエネルギッシュに描いた『不安な質問』が上映されました。
上映後には松川八洲雄監督にも舞台にあがっていただき、ご挨拶していただきました。
まつかわゆまさんと松川八洲雄監督
その後、松川監督と長年チームを組んできたスタッフの方々による観客との質疑応答が行われました。
「たまごの会」の方も来場していただきました!
会場に駆けつけてくれた、柳田義和さん(『不安な質問』撮影助手)、弦巻裕さん(『不安な質問』『熊野古道』録音)、八幡洋一さん(『熊野古道』撮影)の熱心な受け応えにより、質疑応答は盛り上がりました。上映直前まで協力していただいた日向寺太郎さん、みなさん、ありがとうございました!
日本のドキュメンタリー作家シリーズのトリを飾ってくれた、佐藤真監督。
『エドワード・サイード OUT OF PLACE』の作られるきっかけや作品について、撮影の現場の状況、裏話(スタッフと現地の人とのチェス交流)、海外の映画祭から招待されることの多い佐藤監督が直前に行ってきたタイでの刺激的なワークショップの話などをしていただきました。満員の客席からは質問も絶えず、時間切れになってしまいました。
7日間で日本ドキュメンタリー史を駆け抜けたこの企画はこれで、終了。
熱心に毎日通ってくださった方々など来場者のみなさん、どうもありがとうございました!