狂気の瞬間
Mad Minutes
韓国/2003/韓国語、ヴェトナム語/カラー、モノクロ/ビデオ/82分
Dir. イ・マリオ
製作・配給:ソウル・ヴィジュアル・コレクティヴ »
やってはいけません
The Things That We Shouldn't Do
韓国/2003/韓国語/カラー、モノクロ/ビデオ/5分
Dir. キム・ギョンマン
韓国の若い男性監督たちが、加害者としての自国の戦争を見据え、今につないでゆく意欲作2本。『狂気の瞬間』では前世代の戦争“ヴェトナム”を訪れ、韓国軍兵士たちが虐殺した村の住民、生存者たちの証言を記録する。『やってはいけません』は今の世代の戦争“イラク”に立ち、ヴェトナム戦争参戦時に盛況だった韓国の軍隊マッチョ文化のアーカイヴ映像を利用して問いかける。

狂気の瞬間
Mad Minutes

韓国/2003/韓国語、ヴェトナム語/カラー、モノクロ/
ビデオ/82分
監督、編集:イ・マリオ 撮影:コン・ミヨン
録音:クォン・ヒョック 音楽:マ・ドウォン
助監督:ホン・ムンジョン
現地コーディネーター:グエン・ティ・ヒエン・チャン
製作:イ・アンスク、キム・ヒジョン
製作会社、配給:ソウル・ヴィジュアル・コレクティヴ

イ・マリオ
Lee Mario

1971年、韓国トンヘ生まれ。1998年にソウル・ヴィジュアル・コレクティヴ(ソウル映像集団)に参加。助監督で『Reclaiming Our Names』(1998、プサン国際映画祭ウンパ賞受賞)、編集・撮影で『Shoot the Sun by Lyric』(1999)、編集で『村の新しい一歩』(2000、YIDFF 2001アジア千波万波で上映)の製作に関わる。日本でも広く上映された初監督作の『Rip It Up! 住民登録表を引き裂け!』(2001)は2001年ソウル・インディペンデント・ドキュメンタリー・フィルム&ビデオ・フェスティバルや2002年ソウル人権映画祭などで上映された。

監督のことば
「我々が歴史を学ばなければならないのは、歴史は繰り返されるからだ」という言葉がある。今の時代こそ、この言葉の重みを感じる。
過去の韓国軍によるヴェトナム派兵時の住民虐殺に対して正式な謝罪もないまま、韓国政府はイラクに派兵した。そのうえ、アメリカ政府との汚い取引を行った。北朝鮮の核問題交渉で優位に立つためにイラクに駐留するアメリカ軍に軍事支援をするというではないか。
誤った痛ましい歴史が繰り返されないことを願い、このドキュメンタリーを製作した。

シノプシス
ヴェトナム戦争でアメリカ軍と共に参戦した韓国軍による住民虐殺事件から30年後、若い韓国人クルーがその地を訪れる。戦争を呼び起こす語りから振動する、生存者そして遺族たちのカメラと向かい合う緊張感と消えることはない怒り。現在は平和活動に関わる元韓国軍兵士たちの証言にも耳を傾け、共に加害者としての自国の過去と対峙する。作品に決して現れない人々の姿を反映し、現在も続く戦争の渦に抗うべく、ここから始まる共生の路を探る。


やってはいけません
The Things That We Shouldn’t Do

韓国/2003/韓国語/カラー、モノクロ/ビデオ/5分
監督、編集、製作:キム・ギョンマン
調査:ハーフドッグ
字幕制作協力:イメージフォーラム
製作会社、提供:インディペンデント映画チョンニョン

キム・ギョンマン
Kim Kyung-man

1972年、ソウル生まれ。現在、映像製作グループ「インディペンデント映画チョンニョン」にて活躍中。作品歴は『We Serve in the National Security . . .』(2002)、『Long Live His Majesty』(2002)、『Legally Cursed』(2004)など。いずれも、インディフォーラムや、10万ウォン・フェスティバル、ソウル・インディペンデント・ドキュメンタリー・フィルム&ビデオ・フェスティバル、ソウル人権映画祭など、韓国国内の映画祭にて多く上映されている。

監督のことば
男らしさ、軍隊、そして戦争。この三位一体は永久不変に思える。それぞれがまわりまわって、元の位置に戻ってくるとは!なんとおかしなことだ。なにはともあれ、私はイラク戦争そして軍隊に反対だ。

シノプシス
韓国の軍隊様式を皮肉った愉快な短編アーカイヴ・ドキュメンタリー。アメリカと共にヴェトナム戦争に参戦した韓国で製作された1970年代の軍隊啓蒙映像とヴェトナム戦争の記録フッテージ。マッチョ美学と軍国/愛国主義の容易な結びつきを軽妙に示しながら、ヴェトナムでの韓国軍による殺戮行為を批判し、製作当時イラクへの派兵を容認していた韓国社会への疑問をユーモラスに投げかける。

9.18(月/祝)16:25 @ポレポレ東中野
9.20(水)18:15 @ポレポレ東中野

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コメント (1)

Still he commanded himself, though, now; though I'll not say that Jude will say it too close and important connection.

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主催◎シネマトリックス
共催◎山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会、アテネ・フランセ文化センター、映画美学校、ポレポレ東中野
協力◎東京国立近代美術館フィルムセンター、大阪府立女性総合センター(ドーンセンター)、東北芸術工科大学東北文化研究センター

フィルム提供:
アテネ・フランセ文化センター、アリイケシンジゲート+大きい木、岩波映像、映画「戦後在日五○年史」製作委員会、川口肇、共同映画社、シグロ、疾走プロダクション、自由工房、白石洋子、鈴木志郎康、瀬戸口未来、高嶺剛、W-TV OFFICE、陳凱欣、朝鮮総聯映画製作所、全州国際映画祭、テレビマンユニオン、直井里予、日本映画新社、朴壽南、ビデオアートセンター東京、プラネット映画資料図書館、北星、松川八洲雄、松本俊夫、もう一度福祉を考え直す会・磯田充子、ヤェール・パリッシュ、山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー