部落の声
Radio Mihu
台湾/2004/中国語、タイヤル語/カラー/ビデオ/136分
Dir. 李中旺(リー・チョンワン)
台湾文学界で一目置かれるワリス・ノガン。詩人、教師である彼は震災を機に先住民タイヤル族の村、台中県雙崎部落に戻り、伝統と共にある理想的な共同体づくりを実践している。しかし、古老たちや近隣住民などとうまくいかず試行錯誤するのだが…。節回し的に登場するDJバヤスが心温まる妙味を醸し出す。
Dir. 李中旺(リー・チョンワン)
部落の声
Radio Mihu
部落之音
2004/北京語、タイヤル語/カラー/ビデオ/136分
監督:李中旺(リー・チョンワン)
撮影:蔡静茹(ツァイ・ジンルー)
編集:李中旺、楊凱諺(ヤン・ガイエン)
監督:李中旺(リー・チョンワン)
撮影:蔡静茹(ツァイ・ジンルー)
編集:李中旺、楊凱諺(ヤン・ガイエン)
李中旺(リー・チョンワン)
Lee Jong-wang
5年間テレビ番組やドラマの撮影をした後、全景の創設に関わる。その後もテレビドキュメンタリーの撮影や監督、短編や16mm、ドキュメンタリーの撮影監督として活躍している。
シノプシス
先住民タイヤル族の村である台中県和平郷自由村雙崎部落では、詩人で小学校教師のワリス・ノガンが、伝統的共同生活をベースに仮設住宅区を設立。自助的復興を目指すが、古老たちとの見解の相違や、ワリスたちだけに集まる仮設住宅区への注目が、村人たちの不公平感を生むなど、軋轢が深まっていく。震災という過酷な状況下での、人間の暗い部分が浮き彫りにされるが、筋回しとなっている違法FMラジオ「部落の声」の朗らかな語り口が、未来への希望と人々の力強さを感じさせてくれる。